プレスリリース : 2017年度決算

HELMグループ、著しい業績改善

ハンブルク、2018516

2017年事業年度:

  • 全世界売上総額: 74億ユーロ(7 %増)
  • EBITDA: 4,670万ユーロ(131 %増)
  • 連結決算の当期利益: 1,840万ユーロ (前年度: -1,560万ユーロ)

2017年度にHELMグループが基幹事業で記録した業績(関連企業の収益額を除く)は、満足できる水準のものでした。約50万ユーロの売上増からも、経営状況の改善が伺えます。世界全体の連結決算では74億ユーロの売上(前年度: 69億ユーロ)を計上しました。

HELMグループの好調な業績は、全体的に安定した強固な好況ならびに追い風となる市場環境に支えられました。原油価格の回復が一段と進み、2017年末にはバレルあたり約66米ドルとなり、 その結果として化学製品の価格が上昇しました。

HELMグループの販売マージンを新たに増大した結果、商品粗利益が前年度比で顕著に増加しました。化学事業及び医薬事業部門はともに2017年度業績の改善に大きく貢献しました。

総じて、HELMグループの良好な営業活動業績にとって、関連企業の損失が再び足かせになりました。

HELMグループは2017年度決算で1,840万ユーロの当期利益 (前年度: -1,560万ユーロ)をあげました。

「良好なビジネス展開と業績改善を嬉しく思います。当社は2016年度のような厳しい事業年度に続いて、迅速に上向きトレンドに転じられることがこれによって示されました。その他にも、当社は事業領域のさらなる拡大にも取り組むことができました。新規の契約や提携を獲得できたことで、これから数年にわたる好展開が期待されます」とHELM AG代表取締役のハンス=クリスチャン・ジーヴァースは述べます。

連結決算業績 ― 各指数の推移

(単位: 百万ユーロ) 2017年度 2016年度 2015年度
売上      
- グループ売上 世界合計 7,445 6,935 8,498
  (+7%) (-18%)  
- 対外売上 4,111 3,867 4,540
  (+6%) (-15%)  
利益      
- EBITDA 46.7 20.2 70.6
  (+131%) (-71%)  
- 税引前利益 24.8 2.8 57.0
  (+786%) (-95%)  
- 連結決算利益・損失 18.4 -15.6 35.5
- 営業キャッシュフロー 100.0 19.2 70.9
  (+421%) (-73%)  
       

2017年度におけるHELMグループの主要な売上市場は欧州であり、全体の59.4%を占めました。米国のシェアがそれに続いて26.1%、アジアのそれが13.7%となっています。

自己資本は7億2,700万ユーロ(前年度: 7億6,300万ユーロ)となります。前年度比で減少していますが、ユーロ対米ドル相場が下がったことがその唯一の理由です。HELMグループの自己資本率は49.3% 前年度: 51.8%)で、高い独立性及び安定性を誇っています。

事業分野別の活動の概要

化学部門(フィードストック、誘導体)

製品価格が上昇するという有利な市場環境のなか、HELMグループは2017年度連結売上を26億ユーロ(前年度: 23億ユーロ)に伸ばし、13%増を達成しました。多数の製品でマージンを引き上げることができました。

フィードストック製品群、特にメタノール製品群においては、HELMグループ全体としての販売数量に若干の減少がありました。プロピレン及びエチレングリコール事業は好調に推移し、販売数量が増加しました。全体としてフィードストック製品群は業績が良好でした。

誘導体製品群については、固体物質でも液体化学品の業績が好調でした。2014年以来HELMグループが強力に推進してきた酸事業及び歓迎すべきアルカリ事業において、特に良好な展開がみられました。

化学事業分野は全体売上の63.8%を占め、HELMグループの事業のなかでも最も売上比率が大きい分野となっています。

化学肥料

2017年度、化学肥料事業分野は製品価格の変動性の高さに改めて直面しました。さらに、不利な気候条件のために北半球で春の農作業が遅れ、ビジネスは軟調に推移しました。

総じて、HELMグループ化学肥料事業分野は販売マージンを若干引き上げることに成功しました。しかし、化学肥料市場で価格下落が徐々に進行していることから、売上は5%減少し、9億2,200万ユーロ(前年度: 9億7,300万ユーロ)となりました。

好材料としては、ホーデン・ダイク(英国)にある自社ブレンド設備の稼働率が高いことが挙げられます。そのほかにHELMグループは2017年度においても卸売事業の継続的な構築に注力しました。このために、アルゼンチンでタンク設備をリースしました。

化学肥料事業分野は、その売上がHELMグループ全体の22.4%を占め、二番目に売上比率の高い分野となっています。

Crop Protection

2017年度において、Crop Protectionの事業分野は、総じて市場の成長鈍化という逆風に直面しました。さらに、環境及び安全に関する付帯義務に基づき中国の生産設備が閉鎖されたことによって、供給隘路が生じました。HELMグループでは、より高い環境基準に適合するための取り組みを歓迎しています。

以上のような背景から、HELM Crop Protectioの事業分野のビジネス展開は満足のいく内容でした。しかし、売上は2億6,200万ユーロ(前年度: 2億6,000万ユーロ)と前年度水準にとどまりました。

主要な販売市場は欧州、北米、南米となります。

医薬

HELMグループの医薬事業分野は、若干の売上減少にもかかわらず、業績自体は再び改善しました。1億9,200万ユーロ(前年度: 2億600万ユーロ)の売上を計上しました。ハンブルク及び子会社HELM de Méxicoで好業績を達成したことが特筆されます。バシオシミラーの開発を手がけている合弁会社Richter HELM Biologicsの業績も同様に良好なものでした。

HELMグループの医薬事業分野では、複合型医薬品の開発によって製品群の拡大を強力に進めています。2017年度、HELMグループは吸入器分野への参入に向けた足場を固めました。

HELM International

HELMグループは30ヶ国以上に100社を超える拠点を擁し、国際的に事業を展開しています。HELM Internationalの中央組織を通じて世界各地に設立された子会社は、2017年度、安定した非常に良好な収益をあげています。2017年、バンコク(タイ)に販社を開設しました。

人事関連

2017年度におけるHELMグループの従業員数の世界合計は増加しました。2017年12月31日時点、ハンブルクで627名(623名)、ドイツで688名 (684名)の社員を擁していました。資本参加した関連企業を含めると、世界全体で1,521名 (1,495名)がHELMグループに従事しています。

2018年度の展望

HELMグループの2018年度の滑り出しは好調で、第1四半期の事業は非常に良好に展開しました。経済的なファンダメンタルズは全体的に良好であり、原油価格の上昇に伴い化学業界の製品価格は安定しています。

HELMグループが資本参加するNatgasoline LLC(米国テキサス州ビューモント)のメタノール生産設備が近く稼働を開始することになっています。これによってHELMグループは、メタノール生産量を著しく増大させ、この分野における現在の重要な市場地位をさらに強固なものにすることができます。

関連企業も良好な展開をみせています。HELMグループ全体で業績改善が見込まれ、2017年度に比してさらなる業績アップが期待されます。

HELMグループ概要

HELM AGは、117年以上の歴史をもつハンブルクの伝統的な同族企業です。多機能型の総合販社として、化学品(フィードストックと誘導体)、植物防疫、医薬品原料・医薬品、化学肥料の各分野で事業を展開しています。HELMグループは今日、世界最大大手の化学品販売企業の一つであり、世界30ヶ国以上に設けた100社を超える支社、販売拠点、資本参加を通じて世界の主要な市場にアクセスすることができます。

Sophie Saul

Sophie Saul

Head of Public Relations & Corporate Communications

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